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Story04全てが極秘の
家庭内プロジェクト!
Chapter1結婚式を挙げてないご両親へ
冷え込みが厳しいある冬の日。
若い女性がお二人でお見えになり、
席に着くと笑顔でこう切り出されました。
「両親へ結婚式をプレゼントしたいんです。」
当時高校生だったお嬢様と、そのご友人様でした。
子どもの頃、友達の家にはご両親の結婚写真があるのに、
うちではなぜ見たことがないんだろう?と聞くと
「お父さんとお母さんは、結婚式をしていないからだよ」
この言葉をずっと覚えていらしたお嬢様。
ご自身が成長されるにつれ
「お母さんにドレスを着てもらいたい」
「お父さんお母さんに結婚式を挙げてもらいたい」
そんな気持ちが高まったのだとか。
お嬢様を中心にお兄様やお友達の協力のもと、この極秘プロジェクトの準備を進めるうちに、春がやってきました。
Chapter2新郎新婦を出迎えたのは...
3月吉日。
何も知らされないまま当日を迎え、理由もわからず息子さんに連れ出された
お父様とお母様。つまり新郎新婦様が到着。
腑に落ちないご様子ながらも、なんとかお支度を済ませるものの、
ドレスとタキシード姿でますます戸惑うお二人。
何が何だかわからないまま、チャペルの前で新郎として一人待機している
お父様の後ろからは...
朝早くに「卒業旅行に行ってくる」と
外出したお嬢様が現れ、さらにびっくり!
チャペルのドアが開くとオルガンの音色が聞こえてきます。
お嬢様はお父様をエスコートしてご入場。
続いて、お兄様がお母様をエスコートしてご入場。
戸惑うばかりの新郎新婦様とは対照的に、溢れる笑顔でおふたりをあたたかく迎えるのは、ご親族様やご友人様など全てをご存知で参列されている皆様。
寄り添ってくれる娘さんと息子さん。そして大切な方々の見慣れた笑顔に
おふたりの目からは自然と涙がこぼれます。
Chapter3家族の想いがつまった結婚写真
全ては極秘の数ヶ月。
ご試着ができない...。
指輪のサイズがわからない...。
そんな数々の難問をお嬢様と一緒にスタッフも知恵を絞り迎えた晴れの日。
お父様も、まさか寝ている間にこっそり身長を測られていたとは、
気づかなかったことでしょう!
何気ない日常の中でなんとかサイズを確認し、お嬢様は事前に指輪を購入。そんな思いの詰まった大切な指輪交換も叶いました。
学校もある中、様々な準備に奔走し、内緒でたくさんの方にお声がけをするのも大変だったはずです。
その全てが結実した、この日。
こぼれる涙、鳴りやまない拍手、笑い声があふれる、
本当に素晴らしいお式となりました。
挙式後、心から安堵したご様子のお嬢様と
オルガン奏者を引き受けてくださったご友人様。
幸せの写真を残すのに遅いということはありません。
20年を経て、皆様の気持ちが詰まった
大切な結婚写真が我が家にも。